「美人の湯」で人気の老舗宿の女将ならではの発想で温泉リラクゼーション×ワーケーション ルーム、コワーキングスペース新設を計画、
新たな女性一人利用などの新規顧客開拓も狙う
新安比温泉静流閣 女将 橋本 英子氏
日本屈指の強塩泉を持つ新安比温泉 静流閣は、八幡平エリアでワーケーションを推進する宿泊施設の一つ。2022年5月にワーケーションルーム8室を新設予定になっており、今後更に熱いスポットになること間違いなし。その新設ワーケーションルームの情報やワーケーションに対する取り組みを女将 橋本英子氏に伺った。
シングルルーム需要の増加
いわて八幡平ワーケーションサイト編集部(以下HW): 「新安比温泉 静流閣」さんのワーケーション利用に対する取り組みを教えてください。
橋本: 私どもの経営する「新安比温泉 静流閣」は、八幡平市内では老舗の旅館です。山の中にありながら海水の2倍の塩分濃度と高張性温泉の「美人の湯」でご好評いただいています。
現在ワーケーションルームの設置工事を進めております(取材時2021年11月)。7.5畳が6部屋、10畳が2部屋の計8室で、2022年5月から提供予定しております。
近年、特にコロナ禍の期間に入ってからは、宿泊客の内容の変化があり、ビジネス利用や女性一人旅のシングルルーム宿泊のお客様が増加してきました。通常のお部屋ですと一泊15,000円程の料金が掛かりますので、ビジネス利用や女子一人旅のお客様には気軽に泊まりにくい金額です。
橋本: それまでも価格がそれよりお手頃のシングルルームはありましたが、部屋の内装・設備などが整っていない面があり、いつか改装し、デザイン性のある部屋にお泊まりいただきたいと考えておりました。また、ビジネス利用の方々へ快適なテレワーク環境を提供したいと思っておりましたので、コロナ禍に入ったことを期に、ワーケーションルームへの改装を行うことを決めました。
HW: 室内の設備はどのようなものになる予定ですか?
橋本: 7.5畳のお部屋は、お一人様利用を基本としておりまして、2名までは宿泊可能です。セミダブルベットが一台あり、必要があれば収納されておりますサブベットを引き出してご利用が可能です。その他、デスク・チェアーが1台ずつ用意されております。また、10畳部屋はセミダブルベット2台の用意があり、ロングデスク1台、チェアー2台ございます。
コワーキングスペースも新設予定
HW: お部屋以外にワーケーションができるスペースは館内にございますか?
橋本: コワーケーションスペースを設ける予定です。会議用デスク・チェアーはもちろんのこと、シュレッダー・プリンター・セカンドディスプレイを完備いたします。個人だけでなく、企業のグループ利用でも使えます。Wi-Fiもセキュリティ強化を行う予定ですので、安心しお使いください。
HW: 温泉も仕事の合間で入れますし、ワーケーション ができる環境としては最高ですね!
橋本: はい。当館には「金の湯」「銀の湯」の名の2つの源泉があり、どちらも日本屈指の強塩泉です。源泉掛け流しですので、リモートワークで疲れた身体を温泉で癒していただきたいです。八幡平には温泉に入れるスポットがたくさんありますので、湯めぐりも楽しんでいただきたいですね。